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投稿! 半身麻痺でスキーに挑戦された方からの投稿

昨年9月に私のHPに訪問して戴いたA.Hさんの真冬(2000年1月)のスキーに挑戦した時のレポートです。

宮城県に住むA.Hさんは若くして(当時42歳)、私と同じ病気で倒れた方で、H7年に最初、さらにH9年に2度目の再発、その闘病を乗り越えて、2級1種の障害者となった今、この冬(2000年1月)にスキーにチャレンジしたときの記録です。


「スキーをしたい」と思った動機
北国の青森生まれなので、9月くらいから雪が降るのが楽しみで、シーズン中は3週に2回の割合でスキーをしていましたので、H7の入院時から「いつかきっとスキーを滑る(滑りたい)」を夢(目標)にしてリハビリをしていました。
途中、障害者になったと思う落ち込みで夢も消えかかりましたが、担当のPT先生に悩みを聞いてもらったりアドバイスを聞いているうちに、再び「スキーの事」を思うようになれました。
退院2年目の夏に、今年の冬は出来るような気がするくらい順調にリハビリが進み県障害者スキー協会などにコンタクトを取りましたが、「片マヒの人がスキーをするなんて知らない」とのつれない返事で途方にくれる中、パラリンピックの関係者(障害者)と会ってアドバイスをもらう事が出来ました。


2度目の発病
平成9年、「さぁー頑張るぞぉー」と思ったのもつかの間、再発で再び入院リハビリの生活(1度経験済みなので、この入院はラクだった)。

退院はしたけど、障害に障害が重なり動きは以前の半分くらいで、スキーをするには3〜4年かかるかな?状態でノンビリ構えていたら昨年の夏、障害者生活情報誌の中に障害者対象のスキースクールがあるのを見つけ、HPを通してメール交換を始ているうちに出来ると思い、この1月(2000年)にスキーにトライする事を決意した次第です。

決断以来不安と言う事は全然なく、日増しにワクワク・ルンルン気分になりました。色々考えても、「出来る出来ない」はとりあえずやって見て結果が出るのであって、「出来ないで元々、出来たらもうけもの」と考えたら、とても気が楽になりました。
スキーをするまでの間、スキースクールとメール交換したり、ウエアーを買いに行ったりしてスポーツ店に行く回数も増えたのもワクワクする要因の一つだったと思います。


大事な寒さ対策
寒さ対策としては、「ケイセイ」が強い為に指先が「グー」状態になるので、「ミトンの手袋」を探したり、「のびのび手袋」を履く練習をしたりして対策しました。(二重履き)
また、今時のウエアーは軽くて保温性がとても良く、下はタイツを履きましたが上は普段の格好で十分でした。
練習中は暑くて汗を掻く位でした(冷や汗だったのかも?)。
後から感じたのですが、いつもは肌寒いサワサワ感がある常に冷たい足が、普段使わない筋肉を使ったお陰?で血行が良くなり(と思う)ポカポカでした。
それと不思議なのは、普段歩く時はケイセイで腹のあたりまで上がる腕が、滑っていると伸びた状態でブラブラしているんですよ???(説明不可)


いよいよ滑走
スキーの方法は普通と同じに靴を履いて板を付けて滑りました。ただ、靴を履くのに足をいれられず(入れる事が出来ず)苦労しましたが、大き目の靴を何とか履いた。靴自体が装具のようなものなので、装具は外して履きました。

スキーの先端に「交差止め」を付けて強制的に「」の字状態で、先生が先端を持ちながら後ろ向きに滑る、子供に教えるのと同じ方法なんですが、分かっているけど出来ない悔しさ…。

疲れてくると、麻痺足の踏ん張りが効かず、とにかく転びましたが怪我をした訳でもなく大丈夫でしたよ。

どうしてもマヒ側に転ぶ(倒れる)のですが、どう転んでいるかは、よく分かりません。(肩は打っていないので、たぶん横座りの格好で転んでいたと思う?)


2日目にとうとう一人で滑走が出来た!
スキーは二日間やったのですが、1日目の途中は「無理かも…と」泣きが入りましたが、何とか3本滑る。(緊張で笑えず、昼飯も喉を通らなかった〜水3杯のみ)サポートは3人。

2日目は、途中でお仕舞かな?と言う感じに筋肉痛がひどく、とりあえずダメだったら止める事を前もって先生に話して始めました。1本滑ったら、ここで止めるのも悔しく思えて、もう1本と言う感じでした。慣れてきたのでサポートは2人。
最後の1本は先生のサポートなしに上から下まで滑る事が出来ました!!とにかく、うれしくて感激しました。


スキーに興味が無い方にはバカな事をやってと思うかもしれませんが、出来ると思えば出来ることもあるので、初めから諦め気分じゃなく、結果はどうであれ「TRYしてみる気持」が大切と思います。
「やってはみたいけど不安だ」と思うかもしれないが、それに向って進む気持が「心」をウキウキさせてくれる。
「出来ないで残念」それだけでも十分ではないでしょうか?
スキースクールの対応は完璧にOKでしたよ!
片マヒの小学生の子も、全盲の人もいました。参考まで
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/csa-factory
ファクトリー・スマイル・スポーツ(日本チャレンジャースポーツ協会)で障害者対象のスキースクールをやっています。


A.Hさん、闘病生活中の初滑りお目出度う御座います。
A.Hさんのメールアドレスはこちらです。
詳しい様子や、スキーにチャレンジするまでのリハビリ運動の方法等のお問い合わせにどうぞ!


北国の高校は冬季は体育が「スキー」だった私にも、この体験記録は羨ましさを与えて戴きました。
その他にA.Hさんは車の運転もされて、スキーの後に宮城県から実家の青森県まで東北自動車道をご自分で運転して帰省されたばかりです。
本当にお疲れ様でした。


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